2010年8月14日土曜日

広州のハンセン病回復村に行ってきました。

香港から初めて電車で、シンセン経由で広州まで行ってきました。
ふつうは1時間ちょいでいけるらしいのですが、私は迷いに迷って4時間くらいかかりました。。。

最初は村で一泊する予定だったのですが、村内で何かトラブルがあったらしく泊まれなくなり、日帰りで帰ってきました。

学生時代はずっと、広州の空港からバスで6時間、バイクタクシーで道なき道を1時間かけて行く、トンチャオ村というところにいっていたのですが、今回初めて別のハンセン病回復村を訪れました。

広州のMTRの駅からバスで30分くらいでいける村。都心に近いということもあり、だいぶ雰囲気も違いました。政府から村人への助成金の額もだいぶ違うためか、皆わりときれいな恰好をしていて、施設もわりと整備されており、あまり生活に困っていそうな印象は受けませんでした。













何より、三食は別の村(回復村ではない村)からお手伝いのおじいさんが来て、村人全員分を作ってくれます。我々、遊びに来た人にもつくってくれます。もちろん、ボランティアではなく、政府から雇われています。いい働き口となっているよな・・と感じました。



トンチャオ村のおじいさん、おばあさんは、日々食べるのにやっとの助成金しかもらっておらず、不自由な体で農作業や食事の用意に追われています。それと比べると、食事の心配もすることなく、のんびり中国将棋をしているここの村人を見ると、とても恵まれているなぁと思いました。

それでも、この村によく訪れている他の参加者たちは、ここの村の人たちはかわいそうだ。なぜなら、毎日なにもやることがないからだ、と言っていました。

生活の心配もないけど毎日やることもない、生活は苦しいし毎日やることに追われている、どちらが「幸せ」でどちらが「かわいそう」なのか。なんだか考えされられた一日でした。


0 件のコメント:

コメントを投稿