2010年10月10日日曜日

遠くの動かないもの

マカオからの帰り道。
行きはテキメンに船酔いしたので、帰りは幸いにも窓際だったので、
酔わないようにずっと窓から遠くの動かない島とかを見つめていました。

学校の五日間の山籠もり研修で、シーカヤックを一日中漕いでいたとき、
日射病と寝不足と空腹でひどい船酔いになって泣きながらペダルをこいでたときに、
インストラクターに「近くの波を見ちゃだめだ!ずっと先に見える島をみろ!」と言われました。

スノーボードやウェイクボードでも、遠くを見るのがコツのようです。
実際、足元を見た瞬間になぜか転んでしまいます。

私はものすごく小さなことで一喜一憂してしまう性格なのですが、
きっと遠くに見える動かない確かなものだけをしっかり見つめて船を漕ぐことができていない証拠だなと思いました。

足元の小さな波揺さぶられずに、遠くの動かないものに向かって進んでいける自分に成長したい。
そんなことを窓の外を見つめながら考えてたら、知らぬ間に港につきました。